猫は夜中に散歩する

連休はじめの土曜日、家人は四連休で朝から山へ絵道具を背負い出かけ、娘等は遊びに行った。私も元町へ、今日開店の、うみねこ堂書林オープンに駆けつけたが１１時前には人だかりで記念写真を撮っていた。
うみねこ堂は、間口一間の小ぢんまりした奥に細長い古書店で真新しいテントや本棚に囲まれていた。開いてしばらくは中に入れないほど一杯で、顔見知りの人も何人かおられ挨拶する。皆、久しぶりの明るいニュースに笑顔でよろこんでいた。野村恒彦さんにおめでとうの挨拶と、『猫は夜中に散歩する』A・Aフェア／田中小実昌（早川文庫）他二冊を購入する。このタイトルが、コミさんのエッセイ本オリジナルだと思ってたが、原作のミステリ本があったのを知る。良いタイトルだな。お祝いの花もその間に、どんどん届き佳き日となった。
その後に、元町の安くておいしい食堂へ入ると偶然、海文堂にいた平野さん等がいて一緒に食事させてもらいあれこれ話、神戸の狭い書店話など夏に出す予定とかの冊子のことや聞いて、また私だけ古本屋めぐりに別れた。外は暑くなり日差しも強くて、疲れてきて某古書店で「太陽」だけ買いはやめに帰る。