板だけを買う

nae586252010-01-02

新年二日目、今日も晴れている。また朝いつも通りに起きて、皆がまだ寝ている中ひとり街を散歩した。寒いけれど、すかっとした空気に広々とした道がある。
途中、年賀状をポストに投函しいつもの店でコーヒーを飲む。ここは元旦しか休まないが開けると、お客さんは多い。顔馴染の人数人と新年のあいさつ。
こうして一年がはじまり、あっと言う間に大晦日なんて感じになるんだな。でも確実に昔とお正月が変わってきているのは感じる。決まりごとの多い年末年始の行事をしない家は多い。田舎の方は、残っているかもだけどね。
次女が前からずっと欲しがっているゲームWii(ウィー)をお年玉を最後に一杯貰ったので、買いたがりまぁ街中の様子も見たいし三宮へ出ていった。まず生田神社で参拝しめでたい人混みをかきわけて歩き、センター街へ。私は例によって本屋へ子ども等はゲーム屋へと別れ、新年の本屋へいく。神社が近いせいもあるのかすごい人で不景気の風も今日は余りない気がするな。辻原登『抱擁』が新刊で面白い。外国の小説を元にしているが、オリジナルな力のあるものだしストーリーがおもしろいの。辻原氏は芥川賞をとった時、サラリーマンで私の家のすぐ南の海べりのマンションに住んでいたので自転車で前をよく通った。他に「波」「本の旅人」をゲットした。
いつも待ち合わせる場所にいくと、娘が大きな白い箱を手にさげているのでウィー買ったのかと思ったら板だけだった。本体が売り切れでなく、他の店は年末より3000円も高くなっていたそうな。子どもの同じような年玉目当てに正月に値段を釣りあげてるんだな。しかし、板だけで結構大きいし重い。こんなでかいモノどこに置くんだよ。その後も夜まで次女は考え中の姿勢が続いたのだ。