正しい朝食

今日って何の日でしたっけ。3日と5日が祝日だから的に三連休になったよーな日だった気がする(ほんまかいな)段々と休み早く終わって欲しいと主婦の皆さんは思う日。朝、昼、晩とご飯作るのは嫌だよねぇ。
ところで、今日はいつものブックオフで『85’ベスト・エッセイ集』を買った。その中に村上春樹の納豆についてのエッセイを読んで、パラッと目から鱗が落ちた思いがしたのだ。何故って、私はずっと関西生まれの関西育ちだから納豆は死んだって食べれない。と思いながら朝ご飯に納豆食べない人だが、これを否定する人も結構多いのも事実で、あれ関西人は納豆嫌いな筈だよなと思うことも最近ある。しかし、その納豆についての関西人のあり方を見事に答えてくれている(気がした)
関東で生まれて育った家の朝食は朝に炊きたてのご飯で納豆をかけて食べるのが普通で、関西は朝は晩の残り物をおかずにお茶漬けを朝食にする。朝は、ご飯を炊かない。そういわれたら、そうなんだよ確かに。それにお茶を飲むのが関西人は好きだし、ご飯にお茶がないと食べれないもんね。関東は、お茶なしでもご飯食べる人多い気がする。それで、子どもの時は朝でなくとも、ご飯を食べる時は必ず急須に淹れたてのお茶があってお茶椀に残ったご飯にお茶をかけてお茶漬けでサラサラと流し込んで食べるのが常だった。沢庵とか漬物で内側を拭くみたいにしてポリポリ食べたりするのも京の食べ方。村上さんは、1985年に始めて納豆を旅先の旅館で食べて、急に食べれるようになったと書いてある。なんでも機会があるもんだ。
そうこう考察するに、純な関西的朝食文化てのはおそらく京都が中心で、そこの流れが残っているエリアが納豆嫌いなんじゃないだろうか。じゃあどこが京都エリアつうかと調べるのは、お雑煮でわかる。京都のお雑煮は白味噌と決まっている。白味噌のお雑煮を食べる家は、関西人と言っても過言ではない(おいおい)これは、かなり敵中してる気がするな。勿論、我が家は正月は白味噌のお雑煮しか食べません。実家もそうつうか、母親が白味噌の雑煮を作って食べていたので私は、すましの雑煮がダメなのだ。
今や、関西つうか近所でも正月に白味噌の雑煮を食べる家はどんどん減っているし代々関西人という家も減ってる。納豆なんぞ食いもんじゃねぇと頑なに食べない家も減るわけだな。うん。白味噌の雑煮は、昔は味噌はぜい沢で京都とその回りしか食べなかったとか読んだことがある。白みそは、雑煮に使うと普段は使わないから余るけど。大阪のおばあちゃんは、わけぎのヌタとか作っていた。神戸でも納豆食べる人は多いが、そういう家は多分お正月の雑煮はすましではないだろうか。
村上さんの子どもの頃は、お雑煮は白味噌だと私は確信するな。