墓洗う

お盆の中日、朝からすごく暑い。蝉が残暑だ!と叫ぶように鳴きまくる。そんなに大きな声出さんでもよろしいのに。
娘K子さんが夏休みだけのバイトが午前中あり、かえるのを待ってお昼にホットケーキを焼いて食べる。家人も明日まで盆休みでずーっと家におられるので、朝昼晩と食事を家で食べる。午後2時過ぎにお花を持って車で芦屋山手の霊園へお墓参り。いつも13日の朝に来ると、交通停滞が起きてすごいが今日は人も少なく車も止められた。家族で墓洗い、花を供えて線香を立て合掌。なんだか心がすっと軽くなったみたい。この霊園から南を見ると下界が見渡せて海が見える。子どもの頃から、ずっと見てきたけど随分と先が埋め立てられ伸びたものだ。霊園を出て、坂を下り車でとにかく行くのは西宮「ブ」。ここしかないのか、ほんま。盆も正月も必ず来るなぁ。二冊、文庫を買いこれまたいつも行くショッピングセンターのカフェテリアで、アイスコーヒーを飲み休憩した。外は、夏盛りの空が見ていても暑そう。
夜は、このくそ暑いのに娘がたこ焼きが食べたいと、たこやき器を出してたこ焼きを焼く。まるでサウナ風呂みたいになりクーラーを入れた部屋に避難した。丁度、寝本に『1973年のピンボール』を読み終えたら、今日行った霊園が何度も出てきて少し驚く。この墓地を書いた小説なんて、これぐらいだろう多分。